手書きでの現金出納帳の書き方講座
皆様ご存知の通り、10月1日より『軽減税率』が導入されます。
軽減税率が導入されると、
我々の日常生活に大きな変化が出る事は想像に難くないと思いますが、
『経理』の面にも大きな変化が出ます。
今回は、その変化のひとつ「手書きでの現金出納帳」の書き方についてお話いたします。
ちなみにこのお話、『必須事項』ですので、よく覚えておいてください。
「パソコンソフトで全て処理しているよ」という方も、
参考までに目を通していただければ幸いです。
まずは下図の資料をご覧ください。
これまで消費税はどんな物も一律で税率をかけていたので、
税率の部分には特別記入しなくても問題はありませんでした。
ところが軽減税率が導入されると、8%の物と、10%の物が混在することになります。
お店や会社で使う洗剤やトイレットペーパーやお茶菓子を
スーパーに買いに行った場合、レシートには
「8%の物の合計金額」と「10%の物の合計金額」
といった形に分けて記入されて出てきます。
これを出納帳へ転記する際、レシート等をよく見て、
必ず『税率』も記入するようにしましょう。
また、他にも注意事項がありますので、図をよく確認してください。
「うちの出納帳には税区分書くところがないから、使えなくなるの?」
という方もいらっしゃると思いますが、大丈夫!
そんな場合は下図のように記入していただければ問題ありません。
こちらの場合も、レシートなどの中身をよく確認しながら記入していきましょう。
また、パソコンソフトで会計処理をしている方も、
この部分だけは覚えておきましょう。
今後インボイス方式も始まり(令和5年10月1日より)、
出納帳の書き方や請求書など、色々な事が変化していきますが、
制度をしっかりと理解し、直前になって慌てることがないようにしましょう。