後継ぎがいなくて途絶えていく・・―職人技、もったいない情報発信不足による機会損失―Ⅰ

近年、日本の伝統的な職人技を取り扱ったテレビ番組が増えてきました。

以前、テレビ東京系の「和風総本家」などは、よく見ていました。

そのほかにも「ここが凄いぞ日本!」的な、日本の高い技術力や隠れた職人技などを紹介する番組があちこちで見られるようになったのはいい傾向だと思います。

 

これらの番組を見ていてつくづく思うのは

「ああ、こんなに優れた技やモノが日本国内にあったのに、自分は何にも知らなかったんだなあ・・・」

ということです。

人間、自分に直接関係のないようなことは、普通知る由もないので仕方のないところではあります。

 

とはいえ、それにしても、足元にこんな優れた技術や伝統があったのに全く接点がなかったというのは残念なことです。

おそらく、これまでメディアにもこういった視点で日本を見直す、という発想が全くなかったからだろうと思います。

 

ところで、普通、職人技は直系の血族(普通は子供)や愛弟子(まなでし)といった人たちに引き継がれていくことが多いようです。

しかし、修行にかかる年月や収入のことが障壁となってか、後継ぎがいなくて途絶えていく職人技などが増えているとテレビでは紹介していました。

 

ただ、そこそこ長く生きてきた私などが、こういった情報をこれほど知らないということは、若い人たちなどもっと知らないことになります。

ということは、こんな風にメディアに取り上げられるというのは、彼ら世代にとっても、とても重要なことのように思えます。

 

おそらく、優れた職人技の存在を知った若い人の中には「自分もやってみたい!」と思う人は、それなりの数いるのではないでしょうか。

そういう意味では「情報発信(アウトプット)」というのは極めて重要な意味を持ってきます。

 

後継者がいないというのは、その技の習得の難しさもさることながら、収入が上がらないということも大きな原因の一つでしょう。

「情報発信(アウトプット)」を確実に行なうことによって、多くの人が知るところとなり、それが購買に繋がれば収入も上がり、後継者も引き継ぎやすくなるので一石二鳥ということになります。

 

             これはプロの靴磨きですが・・・

つづく

 

今日の川柳コーナー

◆よく見れば エモいとキモいは 一字違い

最近、「エモい」という言葉がよく使われているようです。

エモい、というのはエモーショナルからきた言葉で、

感動した、とか感情を揺さぶられた、とかいうときに

いい意味で使われることが多いようです。

一方、キモいは、「気持ち悪い」からきているわけで

もちろん、いい意味で使われるはずもありません。

まあ、親父専用用語とでも言いましょうか・・・

この二つが一字違いというのも、なんとも意味深なわけで・・・