黒の紐革靴は男の基本の靴?!?―靴が好きでして・・・これまで私が愛用してきた靴の歴史―Ⅱ
長年愛用してきた私の靴たち。
私の場合、靴に関しては「履きつぶす」という使い方をしてこなかったせいか、今では玄関の壁面に作りつけられた靴棚に、これまで購入してきた大量の靴が並んでいる。
中には、古いものでは30年以上昔、まだ東京に住んでいた頃手に入れた革靴なども残っているのだ。
振り返ってみると、靴に関してもいろんなことがあったなあ、と思い出されるのである。
前回、以前は、黒の紐革靴は持っていなかった、と書いた。
まあ、冠婚葬祭などで黒を履かざるを得ない場合もあるので、仕方なく1足くらいは持っていた、というのが正確なところである。
黒の紐革靴など、男だったら誰もが無難と言うだけで履いているに過ぎないしろものだから、ちっともおしゃれではないし、そんなに履く機会もないと思っていた。
実際、何かの本で
「イタリアのおしゃれな親父は茶の靴しか履かない。」
という記述を読んだこともあった。
しかし、後年、別の本で
「黒の紐革靴は男の基本の靴である。まず、このタイプの上質なものを1足持たなければならない。」
という記述も読んだ。
まあ、確かに無難と言う理由だけで誰もが履いているわけでもあるまい、と考え直して、その後、一応しっかりした品質のものを購入した。
ダークスーツを着たときや、あらたまった場では、やはり黒の紐革靴でなければどうしてもおさまりが悪い。
たまに、黒、グレー、白、といったモノトーンで着るものをまとめることがあるが、このときも靴は黒でなければ統一感がとれないことになる。
とはいえ、ジャケパンスタイルが通常の私は、黒の紐革靴を履く機会は、どちらかと言えば少ない方である。
普段のファッションとの相性という意味では、どうしても茶色の靴の方が、全体的に馴染みがいいのだ。
茶色の靴は普通の革靴だけでなく、スエードもあればブーツスタイルのものもあるから、バリエーションは黒よりも豊富に揃っている。
まあこれらいろいろなタイプの靴をとっかえひっかえ履いているのだ。
私が所有している黒靴のうちの2足。
紐靴の方もパンチングの飾りが施してあるので、フォーマルとは言えない。
つづく
今日の川柳コーナー
◆幅広で 断念余儀なし おしゃれ靴
専用の装置で、足を計ってもらったら「4Eの上」と言われました;つД`)
◆カミさんに 内緒で持ち込む スニーカー
「また買ったの!」と言われるもんで・・・