思いもよらないビジネスチャンスが掴めるかも!―プレゼンテーション力強化のためにも「情報発信力」をつけよう―Ⅳ(おしまい)

会計人とコンサルタントの新しい協力関係を築いていく第一歩、という画期的な企画だったにもかかわらず、やや不調に終わった今回の税理士側からのプレゼンテーション。

これはプレゼン能力の不足というよりは、税理士が普段そのようなスタンスで仕事をする機会が少ないため、「慣れ」ていなかった、というのが、最大の原因だったのではないでしょうか。

 

さて、私たちは「プレゼンテーション能力」を磨くために、どういったことを心掛ければいいのでしょうか。

私は、それは一にも二にも「情報発信(アウトプット)」を続けることだと思っています。

 

日頃、「情報発信(アウトプット)」を心掛けていれば、いざという時にプレゼンテーションをすることになっても、それほど慌てなくても済むのではないでしょうか。

というのは、「情報発信(アウトプット)」は、間断なき日常のプチプレゼンテーションといえなくもないからです。

 

例えば私の場合、日々更新しているブログやコラムは、常時人を説得し何かを提供する、という強めの趣旨で行なうものではありません。

しかし、私に限らず情報の発信者は、その内容をよりよく理解してもらうために、表現の分かりやすさや伝え方については常に工夫しているはずです。

 

私は、経営者であれば、いつプレゼンテーションのチャンスは巡ってくるかわからない、と思っています。

まあ、今回の私のように、他人のセミナーを聞きに行って、いきなり講師として登壇するというのは、さすがに珍しいと思います。

ただ経営者であれば、気の利いた挨拶といったことを、事前の予告なしにその場で頼まれる場面など、ときどきはあるのではないでしょうか。

 

こんなこと(いきなり飛び入り講師で1時間近くも話をするなどといった・・)は、私も初めての経験でした。

しかし、場合によっては、それがもっと直接的に事業につながる機会、ということがあるかも知れません。

そんなとき、ちょっと気の利いたプレゼンテーションができれば、こんなラッキーなことはないのではないでしょうか。

 

こんな風に、経営者の「情報発信(アウトプット)」には、思いもよらない面白い効果も期待されるのだ、と自覚して大いに取り組んでみてはどうでしょうか。

そうすれば、考えてもいなかったビジネスチャンスを掴むことができるかも知れません。

 

           やっちまった飛び入り講師。だから服装もラフ!

おしまい