すごい金額の広告宣伝費がタダで・・―メディアの「情報発信効果」を利用する―Ⅱ

私のレクチャーのもとに、地域での新規事業発足に際して、マスメディアをうまく利用されたクライアント企業の社長さん。

多くの地元メディアが取材する中、市長を始め、多くの地元関係者も出席するちょっとしたイベントという形になりました。

その結果、新規事業の出だしにおいて抜群の広告宣伝の実現という結果になったのです。

 

翌日、わざわざ菓子折りなどもって私のオフィスに来られた社長さんは

「いやあ、ありがとうございました。

おかげさまですごい金額の広告宣伝費に匹敵する分がタダでアピールできました。

先生に地方メディアについてのヒントをもらっていなければ、考えつきもしなかったと思います。」

と、大変感謝していただいたので、こちらも恐縮したのですが、これなどはまさに「情報発信(アウトプット)」の大きな成功事例といえるでしょう。

 

私がお勧めする「情報発信(アウトプット)」の手法は、アナログとデジタルをミックスした多重的多層的なものとなります。

「デジタル」とは言うまでもなく、SNSなど自ら発信できるデジタル媒体のことですが、ここで「アナログ」と称しているのは、地方新聞、地方テレビ局、地域FMなど既存地方メディアのことを指しています。

 

この地方メディアについては、自らの意思でいかようにでも発信できるデジタル媒体と違い、相手のあることなので注意する点がいくつかあります。

地方メディアをこちら側の意図する「情報発信(アウトプット)」に乗せるためにはいくつかの条件があるのです。

 

その代表的なものが「ニュース性(話題性)」「公共性」の二つになります。

この条件がクリアされていなければ、地方メディアに限らず、メディアそのものが乗ってきません。

 

今回の発足式セレモニーは、その条件のいずれもクリアしていたので、メディア各社が取材に来たのです。

とはいえ、いずれにしろこちらから事前にお知らせするという努力はもちろん必要で、そのためのアクションは自ら起こさなければなりません。

 

 

 

つづく