地方メディアを利用するのは意外に低いハードル―メディアの「情報発信効果」を利用する―Ⅰ
先日、私のオフィスに来られたクライアントさんの言葉です。
「いやあ、先生に教えていただいた通り地方メディアを、新規事業の出だしに大いに利用させてもらいました。
あのレクチャーがなかったらメディアに声をかけるという発想は、私にはありませんでしたから、今回はすごい宣伝になってよかったです。
ありがとうございました。」
と、大変喜んでおられたのです。
守秘義務がありますのであまり詳しくは書けませんが、このクライアントさんは、近年都会の方から、私が会計事務所を経営している地方のある企業を買収してそこの運営を始められた方です。
ただ、既存のその事業だけでは将来への大きな展望が開けない、と先を見越しておられたようで、今回、従来の事業に加えて新規の事業部門を発足されたのです。
とはいっても、この地方ではまだ土地勘も人脈もない社長さんは、その新しい事業について、どうやって地元にアピールしたものか悩んでおられました。
そんなとき、たまたま私がコンサルティングの方で展開しているセミナーを受けられて「これだ!」と思われたのです。
この社長さんは、それまで都会の方で事業を営んでおられたために、地方のメディア事情についてはほとんどご存じありませんでした。
私のセミナーで「情報発信(アウトプット)」の重要性と、地方メディアを利用するのは意外に低いハードルという点について学習されたので、それを早速新規事業部門の発足に際して応用されたのです。
この新規事業部門については、地元への影響も大きいために、市長をはじめ地元の関係者に広くお知らせした上で、地元メディアにも声をかけられました。
その結果、「地元の名士+マスコミ」という組み合わせが功を奏したのか、新規事業発足式には多くの関係者が集まることになったのです。
地元メディアもNHKをはじめ、地方の放送局数社など取材に訪れ、新規事業部門の取材を行なっていました。
私も参加させてもらいましたが結構大がかりなイベントになったのです。
セミナーを受けてから来られました。
つづく