交渉中にいきなり別の買い手が・・・―メルカリ始めてみたら・・・ネット社会のいい勉強になります―Ⅺ
メルカリに最初に出品したアウトドア使用のウールシャツ5枚を売り切った私は、価格的はもう少し高めの商品であるカシミアのセーターを出品してみることにしました。
とはいえ、現在ではカシミアセーターも結構世の中に溢れています。
私が出品したのは、カシミアセーターがまだ希少品だった頃のスコットランド製のものです。
果たしてやや高めの値段設定でさばけるものでしょうか。
ウールシャツのときと同じように、商品の撮影は丁寧に行ない、紹介のコピーもよく考えて書きました。
5枚のうち2枚をそうやって出品してみたのです。
購入したときから数えて30年以上のときを経て、着ることもなくキープしていた私のセーターはそうやって再び世間に登場したのです。
まあ、ものはいいけどなにせデザインやシルエットが今風じゃないし、それに現代のライフスタイルには厚みがあり過ぎて少し重たく感じるんじゃないかな、などといろいろな思いが頭の中で交錯し、若干弱気になりかけていました。
すると、意外にも2日も経たないうちにコメントが入りました。
「2枚とも買いますので、合わせて少し安くなりませんか?」
というものでした。
前回のウールシャツでも「合わせていくら」というオーダーには応じていましたので、
「どうしようかな?!いくらにしたらいいかな??」
と迷いながら返事を入れようとすると、それを打つことができません。
「あれ、どうしてコメントが打てないんだろう?」
と不思議に思っていると、私が迷っている間に、コメントをくれた人とは別の人が、いきなり1枚買っていたのです。
こうなると、2枚でいくら、という交渉は成り立ちません。
すると、2枚で安く・・と交渉していた人も、残った1枚をにすぐに「買い」を入れていました。
つまり、私が出品したセーターは人気があったようなのです。
最初の出し値でそのまま2枚とも売れてしまいました。
こう順調に売れると
「しまった!少し安く出しすぎたかな・・」
と若干、後悔の念が頭を走ります。
しかしまあ、着ることもなくいずれは捨てようと思っていたセーターですので、値引きすることもなくすんなり売れたならば、それで良しとしなければなりません。
これが意外にすんなり売れるんですわ。
つづく