クローズマインドが当たり前だったビジネス社会からオープン化へ―「情報発信(アウトプット)」を長く続けるコツとその効果―Ⅲ

 

「情報発信(アウトプット)」を長く続けるためのコツは、常に自らの事業が抱える「問題」や「課題」に対して意識を向けること、即ち「問題意識」を持ち続けることです。

そうすれば、ネタに困ることはないはずです。

 

しかも、そうすることで自社の「問題」や「課題」を見逃す可能性がかなり減少する、という別のメリットも発生するのです。

これが「問題意識」を持つことの第一のプラス効果ということになります。

 

そして、いち早くそういったものを発見し、解決のための手をタイムリーに打つことができるという第二の効果もあるのです。

問題を発見し、早めに「手を打つ」ことで、より大きな問題に発展することが回避できます。

 

この発見し、「手を打つ」という一連の行為のまず最初の入口にあるのが「情報発信(アウトプット)」ということになります。

マメに「情報発信(アウトプット)」に取り組むことでリスクを避けることができるのです。

 

問題を発見した段階で、それを吟味、考えながら、そのことを材料として「情報発信(アウトプット)」をしていく。

そうすれば、その前段階で、その問題はかなり経営者の頭の中で整理されるために、「情報発信(アウトプット)」をする時点では、解決の方向への筋道がついているはずです。

 

もちろん、「情報発信(アウトプット)」のすべてがこういう効果を発揮するとは限りません。

しかし、「問題」や「課題」が放置されたまま、そのマイナス面が肥大していくということに対して、少なくとも一定の抑制効果があることは間違いないといえましょう。

 

ひと昔前であれば、自社の「問題」や「課題」をわざわざ外に向かって「情報発信(アウトプット)」するなど、あり得ない考え方であり手法だったのだろうと思います。

ところが、今は、そこに取り組む姿勢そのものが、このように「情報発信(アウトプット)」の材料となるのです。

 

情報のオープン化ということが、世の中の大きな流れになりつつあります。

そういう意味では、これまでクローズマインドが当たり前だったビジネス社会も、ずいぶん傾向が変わってきたと言わざるを得ません。

 

 

 

つづく