常に問題意識を持ち、考え悩み発信すればネタが尽きることはない―「情報発信(アウトプット)」を長く続けるコツとその効果―Ⅱ

 

経営者が「情報発信(アウトプット)」に取り組んでいれば、当初、自社の持つストーリーやエピソードなど、あらかじめ準備したコンテンツがあったとしても、やがてネタに困ってしまうのではないか、書くことがなくなってしまうのではないか、という危惧が考えられます。

しかし、「情報発信(アウトプット)」を続けていればそうはなりません。

どうしてでしょうか。

 

それは「情報発信(アウトプット)」することが常態として「問題意識」を持つ、ということとリンクすることで解決するのです。

というのは、「問題意識」を持つことでそう(「ネタ」に困ることに)はならなくて済むからです。

 

企業活動を続けていれば、常に何かしらの「問題」や「課題」が付きまといます。

これらが全くないという企業はあり得ないでしょう。

 

もし、そんな企業(問題がなにもない)が存在するとすれば、「課題」や「問題」があるにもかかわらず、それを無視するか気づいていないか、ということになります。

そうだとすれば、これはこれで大きな問題なのです。

 

企業にとって、なかなか解決できないでいる「問題」や「課題」が存在し、常にそのことに向き合い思考を重ねている、という状況が当たり前であり、通常の企業のあるべき姿といえましょう。

なにも「問題」や「課題」のない企業などありえないのです。

 

とすれば、常にそういった課題について考え悩み、発信していけば、ネタが尽きることはありません

つまり、「情報発信(アウトプット)」の内容に事欠くことなどないはずです。

 

そもそも「問題意識」を持つ、ということには2重のプラス効果があります。

それは常に「問題」や「課題」がないか意識しているために、自社にそういった「問題」や「課題」があるときそれを見逃す可能性が低い、ということです。

 

これが「問題意識」を持つことの第一の効果です。

 

 

つづく