自分に対して新たな課題を突き付ける「起点」―そもそも社長の「情報発信(アウトプット)」は誰に向かってのものなのか―Ⅳ

「情報発信(アウトプット)」というのは、自分自身に向けてのものでもあり、「常に問題意識を失わない」という意味において、それは繰り返されるものでもあるのです。

こうやって、いつも新しいテーマを再生産し、自らに課していくことになります。

 

形として、外に向かって行なった「情報発信(アウトプット)」というものは、常に自分に対して新たな課題を突き付ける「起点」ということもできるのです。

そういう意味では「情報発信(アウトプット)」は、自らに向かって発したものでもあるのです。

 

珍しい見方かも知れませんが、これが「情報発信(アウトプット)」を継続的に長く実践していくコツということになります。

つまり、一度行なった「情報発信(アウトプット)」をよく吟味し、反芻することで新たな「情報発信(アウトプット)」につなげていく、といった考え方であり、それが重要といえましょう。

 

さて、ここまで述べてきましたように「情報発信(アウトプット)」は、ただ、外部に向かって行なうだけの行為ではありません。

その対象は、組織内部や自分自身にも及ぶと考えるべきなのです。

 

「情報発信(アウトプット)」が、まずは外部に向けたものであることは、その言葉通りといえましょう。

と同時に、内部に向けたものでもあり、それはさらに自分自身に向けたものである、と理解することで、その内容に厚みが増すことになります。

 

そういった厚みのある「情報発信(アウトプット)」は、それを聞いたり読んだりした人への影響力は極めて強いものになります。

そしてそれは、こちらが狙った効果を大いに発揮していくものといえるでしょう。

 

経営者は、自らの行なう「情報発信(アウトプット)」について、今回ここまで書いてきたような点を意識して実践してみてください。

そうすれば、同じ「情報発信(アウトプット)」でも、今後その効果に次第に大きな違いが出てくるはずです。

 

            今日もラジオで「情報発信(アウトプット)」

 

おしまい