「優先順位」をつける際の重要なサポーターが「情報発信(アウトプット)」―3つの「しょうき」が企業を成長させる―Ⅱ

何が本当の「商機」につながるのか、判断することが難しい現代という時代。

トライ&エラーを常に繰り返し、「商機」に繋がりそうなことはすべて試してみる必要があるといえましょう。

 

とはいえ、これがかなり乱暴な意見であることも承知しています。

何故ならば、企業、特に中小企業の場合、企業資産や資源(特に人的資源)が限られているために、すべてを試すことなど現実的にはできない相談だからです。

 

それでは、仕掛けていこうとする「打ち手」に関して、何か有効な「優先順位のつけ方」はないものでしょうか。

その判断基準になるような何か有効なヒントはないものでしょうか。

 

私は、この「優先順位」をつけていく際の、重要なサポーターとなるのが「情報発信(アウトプット)」だと思っています。

何故「情報発信(アウトプット)」が、「商機」を見つける際の優先順位付けに有効であると言えるのでしょうか。

 

それは、様々な「商機」について「情報発信(アウトプット)」を実践してみることで初めて理解できます。

「商機」と思えるような新しい切り口を見つけたならば、間髪を入れずにまずは「情報発信(アウトプット)」してみるのです。

 

そうすることで、その「情報発信」に対するレスポンスが得られます。

そのレスポンスが、「商機」をつかむための有効な「打ち手」についての優先順位を考える際の判断材料となるはずです。

 

おそらく様々なレスポンスがあるはずですから、そのレスポンスの中で多数を占めた意見がなんだったか、といったことがわかります。

また、個々の内容についてユニークなものはなかったかなども吟味してみます。

もちろん、少数意見も見逃してはいけません。

 

ここで重要なのは、ただ賛成意見が多かったならばOKといった単純な判断基準でではない、ということです。

中途半端に支持されるようなものよりも、周りの誰もが反対しかしなかった、といったアイデアの中に素晴らしいビジネスチャンスが隠れているかも知れません。

 

                   少数意見も取り入れましょう。

つづく