「集中力」と「記憶力」の相関性を解明したい―記憶力の低下とシューベルト―Ⅱ

自分で書いた文章のことをすっかり忘れていた、というとんでもない失態を演じた私・・・

そこでふと思い出したのが、物忘れの名人だったといわれているシューベルトだった。

 

自分で作曲した音楽を「誰の曲だい?」と質問して弟子をびっくりさせたシューベルトは、そのときそれほど年を取っていたわけではない。

というより、そもそも31歳の若さで亡くなっているから、加齢による物忘れなどありえないことになる。

 

ただ、彼の場合、その生涯の短さにしてはものすごい多作である。

没後も未公開作品や未出版作品が大量に見つかったために、彼に関する研究が困難を極めたということらしい。

31歳の短い生涯で、いかに多作だったかを物語るエピソードである。

 

それくらい次から次に作曲したので、以前に作った曲のことなどどんどん忘れていったのだろう。

溢れるように湧いて出てくる楽曲のモチーフを、ひたすら前へ前へ前のめりになりながら曲にしていった天才は、うしろを振り返ることなど一切しなかったのかも知れない。

 

とまあ、シューベルトのことをあれこれ書いても仕方がない。

彼と比べるのもおこがましいが、私も365日せっせと書いていると今回みたいな「事故」が起こることもあるということでどうか勘弁願いたい。

 

とはいえ、肝心なのは「物忘れ」である。

それも問題ではあるが、近頃、集中力とか注意力とかが落ちてきていることを如実に感じる。

 

かなり意識しないと「集中する」ということが難しくなってきた。

さらに難しいのは「集中し続ける」ということである。

 

ただこれには、何か「方法論」がありそうである。

少し調べてみれば「集中力」と「記憶力」の相関性を解明することができるかも知れない。

 

まだ、「集中力」も「記憶力」も、大いに必要としているので、そんなに落としたくはない。

できれば、上記のようにその相関性を解明して、両方取り戻したいと思っている。

 

           「書く」というのは大変でして(;´д`)

おしまい