キャリアを積んだ老舗企業は、とんでもないお宝を抱えている―今、一つの業界で起こっている大きな変化―Ⅳ(おしまい)

歴史や実績はあるが、その上にあぐらをかいて、「情報発信(アウトプット)」を怠った企業と、設立後間もなくても「情報発信(アウトプット)」を怠りなく行なった企業では、その後、獲得していくであろう業績に大きな差が表れるのが現代ビジネス社会。

企業が、これからの伸びしろを確保したいのであれば、業歴や実績に安住しないで、新しい試みである「情報発信(アウトプット)」は欠かせない企業活動となることは間違いありません。

 

変化のスピードが激しい今の世の中、「変わらない」ということは、退歩しているとしかみられないからです。

逆にそういった資産を、現代にあった仕様に成形加工して「情報発信(アウトプット)」を続ければ、世の中に歓迎されることになります。

 

この価値の重大さに、多くの企業がいまだに気付いていません。

まことにもったいないことなのです。

 

さて、このロジックからすると、キャリアや実績があって、尚且つ「情報発信(アウトプット)」を行なっている企業は最強ということになります。

ひとつの事業で長いキャリアを積んでいれば、発信すべき情報は無限にある、といっても過言ではありません。

というのは、日々「情報発信(アウトプット)」しているうちにも、新たなキャリアは積み上がっていくからです。

 

また、元になる引き出しが多ければ、それをバリエーション的展開に持ち込むことも可能です。

表現や切り口を微妙に変化させることで、より多くの引き出しを持っているかのように見せることが可能になるからです。

 

このようにキャリアを積んだ老舗企業は、とんでもないお宝を抱えているにもかかわらず、「情報発信(アウトプット)」にあまり熱心ではありません。

それは自らのキャリアの中に、「情報発信(アウトプット)」が自社の業績向上のために役に立った、という経験や実感を持っていないからです。

 

しかし、これからは違います。

そもそもキャリアのない新興企業に「情報発信力」の差で負けてしまうことがあるくらいなのですから・・・

 

せっかくの企業資産を持ちながらそうなるのは悔しい話です。

老舗企業は、今のキャリアの上に「情報発信力」さえつけ加えれば、圧倒的な優位に立てるのです。

 

「情報発信力」を今後の企業目標の大きな柱として、チャレンジしてみて下さい。

必ずその努力は大きな果実として、返ってくるはずです。

 

               新興勢力に負けないように・・・・・

おしまい