無形の知的財産は極めて貴重な企業資産である―経営者が物語(ストーリー)を持つべき理由―Ⅳ(おしまい)

 

 

先駆者に直接聞いてみる。

或いはその著書やセミナー講演などを通じて知る。

または、ネットを通じてその肉声に触れる。

現代社会では様々な方法を通して『物語』(ストーリー)のヒントを得ることができます。


こういった人々のお話や言葉を他人事としてとらえてはいけません。

「自分には自分なりのレベルでできるんだ。」

と、我がこととして『物語』(ストーリー)が語れる経営者のなるべきです。


それは、先述したように、やがて事業を進める上でも大いなる『武器』となるからです。

このような無形の知的財産は、企業にとって極めて貴重な資産であるにもかかわらず、そういった認識は経営者の間でまだ一般的なものとはなっていません。


私は、税理士として多くの地域の経営者に接触するかたわら、こういった資産を発見し、事業活動に資するまでのご指導を専門にする会社を立ち上げました。

会計や税務のご支援しながら、『物語』(ストーリー)のような知的資産の形成が経営者にとって極めて重要な取り組みの一つではないか、と確信したからです。


そういったご指導を進める中で、これまで述べてきたような『物語』(ストーリー)を引き出せなかった経営者は一人もいませんでした。

そして、その『物語』(ストーリー)は、社長にとっての一つの販売促進ツールとして、事業を推進する際にその威力をおおいに発揮しています。


『物語』(ストーリー)としての多くの「引き出し」を持っている経営者は、様々なシーンにおいて魅力的ですし、重宝されます。

それは、先述の「自慢話」にとどまって、こういった高いレベルの視点を持って、ご自分の『物語』(ストーリー)を形成しようとする経営者がまだまだ少ないからです。


ご自分の様々な『物語』(ストーリー)をできる限り引き出すことで、まだまだ数の少ないそんな存在の一人になりませんか。

私はそれをお手伝いするための準備を整えて、皆さんとコラボできる日を心待ちにしております。

 

         私なりの知的資産を作ろうとしております。

おしまい