事業経営、どこに軸足を置くのかⅠ

 

今読んでいる「優れた社長は、コンサルタントをどう使うのか?」(かんき出版、五藤万晶著)に、非常に興味深い1節を見つけたので解説してみたい。

「事業体質を変える経営視点」という項目の中で、事業経営について以下のように述べてられている。

― 事業経営とは、現在の「社内の仕組み」「収益を上げる仕組み」「社員が働く仕組み」などを使って展開されています。

ですから、その中で働く社員がどれだけ頑張っても、おのずと仕組みの上の限界があります。

例えば今どき、荷物を運ぶために体を鍛えて筋肉をつけようという会社はまずないでしょう。

フォークリフトで運べば簡単ですし、荷物にICタグをつけてコンピュータ管理すれば、台車による自動配送といったことも可能です。(中略)

もしかしたら、古い仕組みの中で無理やり「体を鍛えろ」的なことを要求している可能性はありませんか?―

まさに言い得て妙である。

私は、中小企業を顧客に仕事をしてきた経験から、これに近いことをいやというほど見てきた。

「今どき、有り得ない・・・」としか思えないことを続けているクライアントのなんと多いことか。

石器時代の感覚で、現代の企業間競争を生き抜こうというのだからうまくいかなくて当たり前である。

 

 

つづく