わかりやすく伝わるよう努力する―本来ロジカルな動物ではない人間に、社長の「情報発信」はどこまで伝わるか―Ⅰ

私は、地元のFMラジオに「ビジネス支援」の番組を持って、もう6年になります。

最初、手探り状態で始めたこの番組が、こんなに長く続くとは思っていませんでした。

 

ところで、私のようにラジオの番組を長く続けていますと、様々な聴取者の声が聞こえてきます。

私が受け持つ番組の場合、そのほとんどがビジネス系の話題、経営支援についてのお話です。

 

そこでは、できるだけソフトな口調で語るように努め、特に強めの主張といったものを展開することはありません。

特定の対象に向かってきつい攻撃的な発言をしたり、激しく批判をしたりといったことは控えるようにしています。

まあ、もともとそんな気はないのですが・・・・・。

 

それでも、ときに地域や業界に対して、苦言を呈するといったことはあります。

日常業務の中で、批判の一つもしたくなる場面は多々あるからにほかなりません。

ただ、そういうときも苦言を苦言で終わらせるのではなく、最後には前向きにその解決策まで必ずお話するようにはしています。

 

つまり、ネガティブでかつ極端に強めのメッセージといったものは、できるだけ発することをしないよう、普段から心掛けているのです。

そういった背景もあってか、聴取者からの声もクレームに類するものはほとんどないようです。

どちらかといえば、好意的な番組への感想や、私の印象についてどう思ったか、といったものが多くなっています。

 

ところで、私がラジオでお伝えしようとするのは、先述のようにほとんどがビジネス、特に経営に関する内容ですので、その骨子についてはロジカルな論調で展開することになります。

事前に何かビジネスについてのテーマを考え、そのテーマについてできるだけ論理的に組み立てを行ない、それがわかりやすく伝わるよう努力をする訳です。

 

         ラジオの生放送風景

 

つづく