これでいいのだ―確かにこれまで「いい加減」だったけれど・・・―Ⅲ

真面目さの欠如、努力する力の不足・・・こういった資質の欠如こそが「俺がダメな根本原因なんだ」と、長い間思ってきた私。

しかし、年を重ねてきてだんだんと肩の力が抜けてきたとき、なにもそんな風に思いこまなくてもいいんじゃないか、と考えるようになってきた。

 

例えばこのブログである。

継続ということで言えば、もう10年以上ほぼ毎日書き続けている

途中、「毎日」という原則は守れなかった時期もあったが、ほとんど途切れたことはないのだ。

 

もう一つ言えば、約6年間、月に一回のラジオ放送も欠かしたことはない

ビジネス系の内容を、常にそんなにレベルを落とすことなく続けるというのは、他人から見ると結構「すごいですね。」ということになるらしい。

 

私は、上記2つのことを「真面目さ」や「努力」が必要などと、考えたこともなかったが、

「そんなこと、普通は努力したとしても続けられませんよ。」

と言われて、

「へー、そんなもんか!?」

と思ったのである。

つまり、ブログやラジオといった世界は、私にとって真面目とか努力とかいう資質を必要としないものだったのである。

 

しかし、人によってはそれが「たいしたもんだ。」とか「すごいことだ」ということになる。

そこで初めて

「ん?!俺が真面目さや努力といったものの対象としてきたのはいったい何だったのだろう?」

と、思ったのだ。

 

つまり、人には努力し続けられることと、そうできないことがあるんだ、という事実である。

もっと言えば、人によって、努力とさえ思わないで続けられることと、努力してやろうと思ってもなかなかできないこと、というのがあるんだ、という事実に気がついたのである。

 

          毎朝ラジオ体操を続ける人もいる。

 

つづく