伝えるべきことを伝えて、その反応にはきちんと応える―我ら何をなすべきか!?!常にそれを考えてきた―Ⅻ(おしまい)
このように、一つ情報発信を始めますと、場合によっては横への展開の機会が訪ずれることがあります。
私は、そういう機会をできるだけ逃さないようにと心がけてきました。
これは誰でもちゃんとアンテナを張っていればできないことではないので、参考になるのではないかと思います。
これまでの20年間、SNSという新しい媒体を駆使することと、地元のマスメディアを利用して、様々な形で仕事の専門性や事務所の広報に努めてきたのです。
すごく努力してきたという実感は特にありませんが、この点だけはほかの税理士さんが明らかにやっていないことでした。
さて、いろいろと書いてきましたが、冒頭
「人口が半減してしまった町で会計事務所という事業を売上2倍まで持ってきた」
と、述べました。
これまで、微増ながらずっと売上だけは伸ばしてきたことになります。
つい、3,4年前この事実に気がついたとき、周りを見渡してみるとこれは稀有なことだったのです。
税理士の業界に入るまで、マーケティングを徹底的に勉強してきた私にとって、専門職としてのイメージがどのように伝わっているか、その解釈によってビジネスの組み立て方が随分変わってくるために、それは大きなテーマでした。
極めて限定的に捉えられていれば、もっと広いニーズに応えられるにもかかわらず、そのチャンスを逃してしまうことになり、今以上に業務の幅を広げることができなくなると思ったのです。
税理士は、税務会計以外のいろいろなニーズにも応じられる、というメッセージをもっと積極的に伝えるべきだと真剣に考えてみた結果が、これまで書いてきたことの実践だったのです。
伝えるべきことを伝えて、その反応に対してはきちんと応える、この繰り返しがこれまでの業績を作ってきたと思います。
これからもこの路線を愚直に続けていこうと思っています
今日もラジオの生放送を終えてきました。
おしまい