賞味期限が長くじわーっとしたインパクトが・・―我ら何をなすべきか!?!常にそれを考えてきた―Ⅺ
なにか自分なりのテーマをもって文章を書き始めたとき、普通は800字では収まり切りません。
新聞コラムの800字という字数制限は、自分の考えをコンパクトにまとめるのに役に立ちました。
多少、冗漫だった考えもギュッと凝縮されるので、文章の中身は濃いものになったと思います。
また、一度書いたものを担当の記者の方にチェックされるのも、いい勉強になったと思います。
というのは、こちらが勝手に
「こんなことくらいわかっているだろう。」
と思っていることでも、
「ここのくだりがよくわからないのですが・・・」
と指摘されると、
「ああ、こういうことが実は伝わりにくいのか・・」
と、自覚できるからです。
この連載を始めた地方紙はそれまで担当していた地域FMと違って、全県を網羅しています。(ちなみに地域FMは県内の約半分)
こういった紙媒体は、ラジオやテレビなどの電波媒体とは、瞬間的に費消されるものではないという点で大きく異なります。
なんといってもこの紙媒体の大きな特長は、一定の時間、その読者の手元に残るということです。
場合によっては繰り返し読まれる可能性もあるのです。
さらに、同じ記事を複数の人が、時間をずらして読むことも可能です。
つまり、情報の賞味期限が電波媒体よりもやや長いことになるのです。
また、エリアが広がるということの効果もありました。
連載が始まってしばらく経つと、手元にその新聞を持ちながら電話をかけてきた、久しぶりに声を聴く離れた所に住む古い知り合いなどもいました。
この新聞の連載は、ビジネスにそれほど大きく影響を及ぼしたたわけではありませんが、じわーっとしたインパクトを世間に与えたような気がします。
結果として、間接的には結構な宣伝効果があったのかも知れません。
連載記事のコピー
つづく