無形の企業資産のようなもの―我ら何をなすべきか!?!常にそれを考えてきた―Ⅸ

毎月レギュラーで担当することになったラジオ番組のタイトルは「未来を見据えよう先見経営のすすめ」という、やや硬そうなものになりましたが、しゃべる内容については柔らかすぎず硬すぎず、というちょうどいい塩梅の落としどころにしました。

 

というのは、聞いている人は経営者ばかりとは限りません。

むしろ、主婦や運転中のドライバーなどが多いといえましょう。

たとえ経営の話であっても、その人たちにも話の内容がわかるようにということを心掛けたのです。

 

多少の使命感はあったものの、とにかく割と気楽に始めたことでしたので、これが大いに事務所の宣伝になるなどとは思っていませんでした。

それに、こんなに何年間も続くとも思っていなかったのです。

 

放送は年に12回。

6年間となりますと合計70回以上になります。

 

これだけの回数を重ねることに対して、一番不思議そうに言われるのは

「よくそんなにネタが続くね。」

ということです。

しかしこれはそれほど不思議とは思いません。

何故ならば、「経営支援」というテーマは結構間口が大きいので、常にアンテナを張っていれば、ネタはいくらでも見つかるものです。

 

月に1回、30分という小さな窓口ではありますが、これもずっと続けていると、だんだん繰り返すことの蓄積作用といいますか、聞いている人の分母が増えてくるようです。

おそらくこのことは無形の企業資産のようなもので、増えれば増えるほど人々の記憶に残っていくのではないでしょうか。

 

広告宣伝ではないので、私は「情報発信」と位置付けていますが、SNSなどの現代的な発信の仕方と違って、別の影響力を持っているようなのです。

とにかくこれは先方から「もういいよ。」と言われるまで続けるつもりでいます。

 

ある日の放送風景

 

 

つづく