相手から見て「頼みやすい」のは大事なポイント―我ら何をなすべきか!?!常にそれを考えてきた―Ⅶ
税理士のような専門職を生業(なりわい)にしていますと、研修や勉強会、講習会などの講師を頼まれることがあります。
またセミナーについても自主開催のものでなくても、商工会や法人会など外部の組織から講師を頼まれることはよくあることです。
こういったご要望は、顔や名前を知ってもらういい機会ですので、できるだけ断らずに受けるようにしてきました。
相手から見て「頼みやすい」というのは、結構大事なポイントで、中にはこういったオファーに対して嫌な顔をされる税理士さんもいると聞いて、私など逆に驚いたものでした。
さて、このような頼まれごとにマメに対応していますと、時折変わったオファーを受けることがあります。
それが私にとってはラジオへの出演でした。
7年ほど前に、地元の法人会から頼まれて、隣の市の地域FMに出たことがありました。
確か、確定申告前の準備や心得といった内容だったと思います。
それまで税理士会の役目で何回もラジオには出演していたので、こちらには慣れたものでした。
幸い、その1回目の出演のときしゃべった内容が面白かったのか、その日の帰りに、ラジオ局の責任者の方に
「うちのラジオには『社長の生活』というコーナーがあるのですが、それに出てみませんか?」
と声をかけられたのです。
なんでも、地元の経営者の方に出演してもらって、社長としてのプロフィールや普段の生活などを語ってもらうという主旨の番組でした。
私にとっては、どうということもないお話でしたので快諾し、それから2週間後の出演が決まったのです。
セミナーの講師などと違って、ラジオの出演といったお話は私たちへのご要望としては珍しい方なのですが、私の場合、この2回のラジオ番組参加によって、その後のプロモーション活動は、他の税理士さんに比べて大きく変わっていったのです。
ラジオの出演風景。マイクを前にしてかしこまっております。
つづく