広告宣伝や情報発信の必要性を益々実感―我ら何をなすべきか!?!常にそれを考えてきた―Ⅵ
セミナーの開催やHP上のブログを通じて、事務所の広告宣伝に取り組んでいた私は、途中、税理士会の広報を担当することになったために、マスメディアとのつながりもできました。
また、ラジオやテレビへの出演を通して、「場に慣れる」ということも経験しました。
メディアの世界の人たちと接していて感じたのは、
「我々の業界はもっともっと自分たちのやっていることをアピールしなければならないなあ・・」
ということでした。
というのは、我々と一般の聴取者を結んでくれる、当のメディア関係者が我々の仕事についてほとんど予備知識がなかったからです。
ラジオやテレビに出ていても、マイクやカメラの向こうにいるはずの一般の聴取者については全く見えません。
どれくらい、我々のことを理解してくれているのか、関心があるのか、皆目見当がつかないのです。
しかし、目の前にいるメディア関係者とはいろいろとやりとりをします。
そうすると彼らがどれくらい我々のことを理解し知っているのか手に取るように分かるのです。
メディア関係者との接触によってわかったのは、
「優秀なはずの彼らが、税務や会計についてあまり理解していない。」
ということでした。
このことから我々の専門性や仕事の中身は一般的にはほとんど知られていないし、おそらく関心も薄いだろうと察しがつきます。
私が自分の事務所の仕事に取り組む前に感じていた
「我々の専門性やノウハウは、一般的にはあまりちゃんと伝わっていないのではないか。」
という推理は、このように他のルートからも確認することができたのです。
こういった経験を通じて、広告宣伝や情報発信の必要性を益々実感したのでした。
税理士会の仕事で広報を担当
つづく