HPに情報発信の「基地」的役割を持たせる?―我ら何をなすべきか!?!常にそれを考えてきた―Ⅳ

私が鹿児島に帰ってしばらくした頃、インターネットが急速に普及してきました。

といっても、それは一般社会の出来事であり、私の住む地方では、まだ完全に他人事のようでもあったのです。

つまり、その普及は日本全体の平均とは違い、ずいぶん遅れたものでした。

 

私は直感的に、この世界は今後のビジネス界を変えるだろうと思いました。

大量のデータや情報が、ネットの世界で飛び交うということは、これまでのビジネス社会が一変することを意味すると考えたからです。

 

とはいえ、この世界観に参加する術(すべ)がわかりませんでした。

全体的にその必要性は感じていたのですが、具体的な技術面が全く弱かったのです。

まあ、それは今もあまり変わりませんが・・・

 

どうしたらいいのか戸惑っていた時に、HP(ホームページ)の存在を知ったのです。

世の中にはHPというものがあるらしい、ここでは自社のことをいろいろと表現できるらしい、というところまではおぼろげながら掴んだだのですが、その先がわかりません。

 

「よし、とにかくそのHPという奴を持ってみよう。」

と決断し、制作ソフトを買って、若い職員に作らせました。

初めは極めて稚拙なものだったと思いますが、HPを持ったのはかなり早かったと思います。

 

さて、こうやって直観的にHPを持ち、インターネットの世界に参加しようと思った私でした。

そこまではよかったのですが、その先はどうしていいのかさっぱりわかりませんでした。

 

つまり、HPに情報発信の「基地」的役割を持たせる、などという発想は、当時の私にはまだなかったのです。

そうしているうちに、若い職員たちから聞いたのは「ブログ」という、発信の形式がある、ということだったのです。

 

 これはセミナー風景

 

 

つづく