まず、セミナーから事務所の広告宣伝を―我ら何をなすべきか!?!常にそれを考えてきた―Ⅲ

「税理士は、税務会計以外のいろいろなニーズにも応じられるんですよ。」

というメッセージを伝えるべきなのに、むしろこちら側から発信しようとはしなかった我らの業界。

私はそれではもったいないし、これからの世の中を考えたら、そういった実態は積極的に伝えるべきだと思ったので、「どうしたらそれを伝えられるだろうか?」

と真剣に考えてみました。

 

そうして、まず初めに実践したのが、定期的な事務所主催のセミナーの開催でした。

セミナーといういつもとは違う場で、改めて我々のいろいろなノウハウをレクチャーすることで、担当者が普段訪問する中で伝えるよりもインパクトがあると思ったからです。

 

ただこれも、最初はそんなことやったことのない職員たちには戸惑いの連続だったようでした。

セミナー開催に必要な、テーマの設定、日程の調整、開催場所の決定、案内の送付などすべて私が教えなければ、どうやっていいのかわからなかったのです。

 

そんな状況だったので、やり始めの頃は、段取りや集客もままならず、職員たちからは散々の不評でしたが、これだけは何とか頑張って続けてきました。

それから約20年経って、今では、これらのすべてを、私が介入しなくても自主的にできるようになっています。

 

このセミナーも、最初はクライアントさんだけにインフォメーションしていたものを、途中から新聞にチラシを入れて、一般の経営者も参加できるようにオープンにしました。

このように、まずセミナーという形から事務所の広告宣伝という新しい試みに手を付けていったのです。

 

今でも集客はなかなかままなりません。

 

 

つづく