「パリ国際会議」に出席して―久しぶりのヨーロッパ短期滞在見聞録―22
さて、いよいよ帰る日がやってきました。
この日も朝早く集合です。しかも朝が早すぎるということで、ダイニングが開いていないため、朝食は簡単な食べもの(クロワッサンと洋ナシ1個・・)が配られただけでした。
部屋でそれをもぐもぐと食べて出発です。
ホテルの1階部分。ここにメインダイニングがあります。
今回のツアーは会議もオプショナルツアーも含めて総じて朝が早く、そういう意味ではなんだか慌ただしかったなあ・・・という印象です。
まあ、短い日程の中でパリからロンドンへと渡って、いろんなところを見て回ったのですから、仕方がないといえば仕方がないのかも知れません。
朝、早いことはわかっていたので、前の晩に荷造りは済ませておきました。
お土産など大して買わなかったので、会議資料がプラスされたくらいで、荷造りはほぼ来たときと同じでした。
今回の旅行では、ある人の旅のノウハウを参考にさせてもらいました。
それは元日本マイクロソフト社代表取締役社長であった成毛眞氏で、彼は長期の旅行に出る際には、そろそろ捨てようか、と思っていた下着などを大量に持って行って、一日一日着替えるたびにそれを捨てていくのだそうです。
実はこの方法は、私も昔から使っていたのですが、今回は成毛氏の言葉を思い出してそれを徹底し、旅行に参加することを決めてから、捨てるもの候補をまとめて準備しておいたのです。
そうしたら、同行したN先生も同じ方法をとっていらしたらしく、
「ぼくなんか、旅の終わりにはトランクスカスカなんだよね。」
と、笑っておられました。
まあ、旅行先のホテルでは、日本から来たオッサンたちの下着が毎日廃棄されているのを片付けるのは迷惑な話かも知れません。
もっとも私は、カミさんに
「ちゃんと袋に入れてわからないようにして捨てなさい!」
と、小分けのビニール袋も持ってきていたので勘弁してもらいたいと思います。
結局、私のトランクは、N先生ほどスカスカにはなりませんでした。
無事荷物も収まったトランクを抱えて、我々を乗せたバスは渋滞で込み合うロンドンの街を抜けて、帰り便の待つヒースロー空港へと向かったのでした。
ホテルはヒルトンオンパークレーン。
つづく