「パリ国際会議」に出席して―久しぶりのヨーロッパ短期滞在見聞録―18
ロンドンに到着したときは、すでに外は真っ暗、夜になっていました。
本来であれば、ロンドン市内観光を経て、ホテルにチェックインしたあと夕食の予定でした。
しかし、すっかり遅くなったこの日はこのまま予約したレストランに食事に行って、そのあとチェックインすることになりました。
所定のレストランへはバスでの異動です。
セントパンクラス駅からロンドン市内を走ること数十分、我々はどうやらウォーターフロントにあるらしいレストランに着きました。
らしい・・と書いたのは、暗くてよく見えなかったのですが、どうやら水辺のようで、すぐそばにヨットハーバーのような施設があったからです。
パリでは7時間も立ちっぱなしで待たされ、電車の中ではお酒を飲みながら大騒ぎをしてきた我々は、もうクタクタでしたが、改めて飲み食いに挑戦です。
同行した今回の旅行の主催者でもあるM社長が
「今日はどうもお疲れさまでした。この店でのみなさんの飲み物は私のおごりにしますので、どうかお好きなものを飲んでください。」
と、太っ腹なところを見せてくれます。
外国映画でよくある
「よっしゃ、今日は俺のおごりだ。店の酒みんなで飲んじまえ!!」
といった場面のようでした。
私も、一生のうち一度はこのセリフを吐いてみたいと思っています。
メインはチキン料理
にぎやかな食事を終えて我々はホテルへと向かいます。
この日の宿泊は、ハイドパークに隣接したヒルトンホテルです。
パリで宿泊したハイアットリージェンシーホテルは、部屋のお風呂はシャワーだけで湯舟はついていませんでしたが、ここヒルトンホテルではしっかりと浴槽がついています。
その夜私は、3日ぶりくらいに、疲れ果てた身体を湯舟に沈めたのでした。
つづく