「一定の支持者」を得る最良の方策は「口コミ」―そうか!口コミの時代、情報発信はまず社長から―Ⅳ(おしまい)

究極の広告宣伝である口コミ。

以前はこの「口コミ」は、まさに「口コミ」でしかありませんでした。

実際に、その人或いはその人から聞いた人などから直線的に伝え聞くしかなかったのです。

 

ところが、パーソナルなデジタル系情報媒体(主にSNS)の登場でその前提は大きく変わりました。

一瞬で、ほぼ無限大の他者に情報を届けることが可能になったのです。

 

この便利な道具を、中小企業関係者、特に経営者が使わない手はありません。

果たしてこの事実に、中小企業経営者はどこまで気付いているでしょうか。

 

冒頭で触れたレアなものや場所を指定してくる外国人旅行者は、以前より増えたといっても世界的に見ればまだまだ少数派です。

それでも、その少数派の支持を受けた名物や観光地などの中には、息を吹き返したり、新たな切り口でビジネスチャンスを見つけたりしたところも多いはずです。

 

世界的な統計上の数字から見れば少数派であっても、特定の地域や企業から見ればそれは十分な数になります。

このわずかで十分な数字を地方は求めているのです。

 

前述のように、中小企業の場合は、大量の消費を必要としません。(逆に応えられません)

「一定の支持者=一定の分母」が常にいてくれればいいわけです。

 

その「一定の支持者」を得る最良の方策は「口コミ」なのです。

しかも、それを得る方法がSNSという形で目の前に用意されているのが現代です。

 

経営者はその「一定の支持者」を得るために、まずその土台を作るために、自らが率先して「情報発信」を行なうべきです。

そうすれば現代の「口コミ」を見事に活用した勝者になれるはずです。

 

 

おしまい