たかがパンツ、されどパンツ、男の重要なファッションアイテム―脇役の主役、パンツの歴史を振り返る(流行の兆しはいつもズボンに・・)―Ⅵ(おしまい)

さて、ここまでパンツ(ズボン)についていろいろと書いてきた私であるが、このテーマで書き始めたとき、こんなにたくさん書けるとは思っていなかった。

たかがパンツ、されどパンツである。

 

書いてみて、男の重要なファッションアイテムなんだなあ・・と今さらながら認識し直しているところである。

タイトルの「脇役の主役」という捉え方は、あながち外れてもいなかったようである。

 

前回、やたら細身だったシルエットがだんだん太めに変わってきた、と書いたが、プリーツのない(「ノータック」とも言います)ものから、ワンプリーツ、ツープリーツ(「ワンタック」「ツータック」とも言います)のものが増えつつあるようだ。

ファッション業界の作戦として、このあと、うんと太くしていくのだろうか?? 

そうなると、今度ばかりはこの年でなんだかとてもついていけないような気がする。

 

最後に、流行に関係なく好きなタイプのパンツについて触れておこうと思う。

それは「カーゴパンツ」である。

お判りになるだろうか。

両脇とかに大きなポケットのくっついているあれである。

 

これが好きなのには、はっきりした理由がある。

デザインよりも何よりも、あのでかいポケットの利便性だ。

私にとってカーゴパンツは極めて機能重視な衣料なのである。

 

特に夏におけるカーゴの利便性は「ありがたい」のひとことにつきる。

真夏ともなれば、上着など着たくもないし、もとよりセカンドバックを持つ習慣ももちわせていない。

 

薄着の季節になると困るのは収納である。

最低でも、カードケース、現金、スマホ、ハンカチは持ち歩かなくてはならない。

夏はこれをしまうスペースがない。

 

そんなときカーゴパンツのあのポケットが威力を発揮する。

すべてを下半身に収納できるなんて、なんて便利なんだ!と、昔からカーゴパンツのファンなのである。

 

さて、いろいろとパンツ(ズボン)について書いてきたが、考えればもっと書けるような気もする。

しかし、今回はこの辺でやめておこう。

 

以前、ジーンズについてだけ書いたことがある。

パンツもアイテム別にあれこれ書けるかも知れない。

それは、またの機会に取っておくことにしよう。

 

 

 

これは珍しく冬物のカーゴパンツです。

 

 

おしまい