「唯一性」は「情報発信」とペアになってその強みを発揮する―社長は誰でもオンリーワン、でも伝えなければ「唯一性」にはならない―Ⅱ
どうせオンリーワンを標榜するのなら、際立っていなければ面白みがない、というのが私の考えです。
私はこれまで、自社の持つストーリーや独自性といったものを「情報発信」という形で、世に問うことに大きな意味がある、と繰り返し述べてきました。
ここでいう「ストーリーや独自性」は、我が社の持つ「唯一性」と言い換えることもできます。
更に、私がこれまで述べてきた「唯一性」というのは、世に知らしめて初めて意味を持ちます。
自分自身でいくら
「俺はオンリーワンだ。他に代えの効かない存在なのだ!」
と、叫んだところで、世の中の人がそう認めなければ全く意味がありません。
つまり、「唯一性」は、いかなる形であれ、世の中の人に知ってもらう必要があるのです。
ということは、「情報発信」とペアになって、ようやくその強みを発揮することができるということになります。
こういうことを申し上げますと
「いやうちの商売は、所詮どこにでもあるような○○業だから、オンリーワンなどと言えるところなどなにもないよ。」
という声が聞こえてきそうです。
おそらく、多くの経営者がそうおっしゃるのではないでしょうか。
ただ、そんなことは承知の上で、あえて申し上げているのです。
初めからそんな風に否定したり投げ出さないで、自分の会社なり事業の特長をもう一度考えてみて下さい。
つづく