エリア内の事務所は競争相手―敵は誰なのか?ライバルを受け入れる度量が大事ーⅠ

 

先日、新聞を読んでいたら、アメリカの識者に対するインタビューの中で次のような言葉がありました。

―ビジネス上のライバルを競争相手として受け入れること。

つまり、として扱わないことが大事である。―

一見、何でもないような言葉ですが、かなり重要な考え方だと思いました。

 

税理士という仕事をしていますと、ときどき顧客の移動があります。

私のお客さんが関与を打ち切って、知り合いの税理士さんのところへ移ったり、同じ税理士さんのところからこちらへ来たり、と形態は様々ですが、そういうことは時々起こるのです。

 

こちらから移ってしまう、ということは、もちろん私の事務所に至らないところがあった訳で、大いに反省をしなければなりません。

と、同時にやはり気持ちとしては、悔しいことに変わりはありません。

 

逆に移ってこられた場合には、うれしいことはうれしいのですが、前任の税理士が知り合いの場合、少し申し訳ないなあとも思います。

このへんが、税理士という仕事をしていて、結構微妙なところなのです。

 

特にこの仕事は地域密着型のビジネスですので、顧客が移動する場合、比較的同じエリア内の税理士事務所間を動くことが多くなります。

そのときに相手をどう見るか、ということなのです。

 

エリア内の事業所数は限られていますから、当然事務所同士はライバルということになります。

この「ライバル」という現実をどう捉えるか、ということなのです。

 

ライバル事務所を「敵」と見なして、牙をむいたらどういうことになるでしょうか。

おそらく、狭いエリア内でとても気まずい関係にならざるを得ないでしょう。

同業者にもかかわらず、ギスギスした関係になってしまいます。

 

 

つづく