自ずと自己研鑽に繋がる社長の「情報発信」―自分を追い込むことで見えてくるもの―Ⅰ
ブログやコラムなどを通じて「情報発信」を続けていれば、当たり前の話ですが、それを全くやっていない人に比べて世間の注目をより多く浴びることになります。
初めのうちはそれほどでもなくても、継続していれば、やがてSNSなどの読者は、それなりの分母が形成されてきます。
さて、この多くの人に注目されるというポジションは、発信者にどういう影響を与えるのでしょうか。
もちろん、そういったことを何もしなかったときと同じ状況であるはずがありません。
発信者の意識や周りの環境に、何らかの変化が起こってくるのは間違いのないところでしょう。
その「変化」をどう捉えていくか、というのは、経営者にとって一つの大きな課題になってくるのです。
ところで、ここで私が述べている「情報発信」というのは、あくまでもビジネスライクなものであり、プライベートなものや趣味の世界などは指しません。
その内容は当然、ビジネスにおける専門性に関するものがほとんどであることを前提としています。
そういったことを前提とした「情報発信」というのは面白いもので、それを続けていれば「情報発信」のやり方だけでなく、自らの専門性についても磨きがかかってきます。
何故そうなるのでしょうか。
それはおそらく、ビジネスを意識したこのタイプの「情報発信」には責任がともなうということと、注目されることで「もっとレベルを上げなければ・・」と、自分をいい意味で追い込むことになるからです。
つまり、汗をかくことに対する、一つのインセンティブということもできるでしょう。
つづく