アウトプットの材料を捜すために「会」に参加する―情報収集と情報発信はペアでなければ意味がない―Ⅳ(おしまい)
いろいろな会に参加し交流を図ることは、様々な「情報」を「収集」できる大切な現場である、と定義づけるとすれば、具体的には以下のような行動につながっていくべきでしょう。
つまり、「情報収集」の現場で得た生情報は、やがて自らの事業に応用するヒントだったはずです。
最初はボンヤリとしているであろうこの構想を、とりあえず、SNSなどを通じてアウトプットしてみてはどうでしょうか。
例えば
「今日、業界の集まりで、これこれこういった面白い話を聞いたので、そこから私はこんなことを考えた・・」
といった形で、とにもかくにも発信してみるのです。
そうすれば、それをまとめる段階で収集された情報が、頭の中で整理され、かなり記憶に定着するはずです。
最初は、単なる着想にすぎなかったラフな構想が、書く段階で少しまとまったものになるかも知れません。
書かれたものは、形として記録に残るのも大きなメリットです。
「情報収集」というものが、軽い気持ちで会に参加し、単に会を楽しむための言い訳でないとしたら、それはほぼ同等に「情報発信」とペアにできるはずです。
経営者の「情報収集」は、それくらい意味のあるものでなければならない、と私は考えます。
私はむしろアウトプットの材料を捜すために、生情報の収集に恰好な場所である「会」に参加するのだ、というくらいの心構えでもいいのではないかと思っています。
様々な会に参加し交流を図ることが、どれほど意味のある「情報収集」だったのかを自ら検証するためにも、それに呼応した「情報発信」を是非心掛けてみて下さい。
おしまい