経営者が何かの団体に所属する理由―情報収集と情報発信はペアでなければ意味がない―Ⅰ
私の知り合いの社長さんたちには、「情報収集」に熱心な方たちが大勢いらっしゃいます。
ここでいう「情報収集」とは、単なる知識のインプットとは少し意味が違います。
社長ともなれば、ビジネス書を読んだり、テレビの経済番組を見たり、また近年ではネットからのビジネス情報もタイムリーなものが多く見られるので、そこからの情報収集にも熱心なのではないでしょうか。
さらに経済新聞、業界誌、ビジネス雑誌を読んだりと、知識の習得には余念がないことと思います。
一流の経営者は、上記のような複数の情報媒体から多くのビジネス情報を得ることで、日々の経営に活かしているのです。
こういった知識の習得にあまり関心がないとすれば、それは大変まずいことと自覚してください。
一方で、商工会、法人会、といった公的機関とやや接点のある団体、倫理法人会、中小企業家同友会といった経営者の集まり、或いはライオンズクラブ、ロータリークラブといった理念を共有する団体、またそれぞれの業界団体等には参加されているものと思います。
銀行やその他金融機関主催の経営者の集まりもあります。
これら様々あるいずれの団体にも全く所属していないという方は珍しいでしょう。
おそらく、経営者ともなれば、これらのうちどれかには所属されているのではないでしょうか。
中には2つ3つと掛け持ちされている方も多いことと思います。
さて、経営者の皆さんが、これらの団体のいずれかに所属なさるのは何故でしょうか。
まあ「付き合いがあるから・・・」とか「仕方なく・・・」という方もいらっしゃるでしょうが、どちらかといえば、ちゃんと理由があっての参加だと思います。
尚且つ、その理由は千差万別だろうとも思います。
つづく