「素敵なおねえさん」には簡単にはなれない―「20代で知りたかった30代の正解」を読んで―Ⅲ

男性が強く支持するというだけでなく、若い女性も同様に憧れる「素敵なおねえさん」は何故少ないのでしょうか。

それはたぶん「素敵なおねえさん」という存在が、それくらいの年齢になれば自然になれるというものではなく、かなり意識的に目指さないとそうはなれない、ということが、若いうちはよくわかっていないからにほかなりません。

 

普通に仕事頑張って多少のキャリアを積んで、それくらいの年(20代後半から30くらいか・・)になれば、誰でも「素敵なおねえさん」になれると安易に考えているのでしょう。

考えている、というよりもボンヤリと想像している程度のことなのかも知れません。

 

ただこれは、女性に限らず男性にも言えることで、上司のことをボォーッと眺めていても何の成長もありません。

なんとなく仕事をこなしている程度では「できる男」になれるわけもないのです。

 

また逆に、仕事ができて見た目もカッコよくて・・・といった上司は、そうそういるものではなく、サンプル捜しもなかなか大変です。

とはいえ、男性の場合、より「仕事ができるか」の比率が高く、見た目にあんまりエネルギーを投入しているようでは、それほど評価は高くなりません。

 

話が脱線してしまいました。

女性が普通に年を重ねても「幼いおばさん」にしかなれないとしたら、菊乃さんが言うように、時おり鏡を見るように自分自身を見つめ直さなければならないのでしょう。

彼女の同性に対する辛辣な提言はさらに続きます。

 

 

 

つづく