非モテ女子の「言い訳」出会いの機会はあふれている―「20代で知りたかった30代の正解」を読んで―Ⅳ
菊乃さんは非モテ女子の「言い訳」を、下記のようにバッサリと切り捨てます。
―草食系男子ばかりで進展がないのは非モテ女側から見えるストーリー
未婚率上昇と言われて久しい。
独身者を対象にするアンケート調査では多くの独身者が「出会いがないから今は独身だ」と答えるそうです。
果たしてそうなのでしょうか?
10分もあればスマホから登録できるマッチングアプリは、たくさんあります。
毎日のようにどこかで婚活パーティーが開催されていて、出会いの機会はあふれているのです。―
「草食系男子」というのはネーミングとしては抜群の出来でしたが、あまりにもそのネーミングが優れていたために、イメージだけが一人歩きし始めた嫌いがあるなあ・・とは思っていました。
本当はそれほどでもない男子まで一緒くたに丸められているような気がします。
或いは、菊乃さんが書いているように、女の子側からのイクスキューズに使われているように見えます。
昔は「お見合い」なんていう習慣がありました。
例えば、近所の人と人をくっつけたがるおせっかいなおばさんがいて、年頃の娘さんや独身男性がいると
「ねえねえ、いい人がいるんだけど・・」
と、写真を見せて回っている、なんて風景が古いドラマなどではよく描かれています。
さすがにそんな「制度(?)」は、廃れてしまった現在、菊乃さんが書いているように、スマホのアプリや婚活パーティーのように、今の時代に合ったやり方に切り替わっているのです。
それでも「出会いがないから」と言い訳するのは、自分自身で一歩踏み込んで、出会いを我がものにしよう、という意欲に欠けているのかも知れません。
非モテ女子の「言い訳」に対する菊乃さんの容赦ない追及はこの後もさらに続きます。
つづく