「おねえさん」と「幼いおばさん」の違い―「20代で知りたかった30代の正解」を読んで―Ⅱ
【20代で知りたかった30代の正解】草食系男子が増えたのではなく、彼らはあなたに興味がないだけ
という長いタイトルが、自称「恋愛婚活コンサルタント」菊乃さんのコラムにはついていました。
それはこんな書き出しで始まります
―婚活の場で知り合えばみんな結婚願望があるはず?そう思って出会いの場に行くのに、出会う男性は大人しいタイプばかりでなかなか進展しないことがあります。
女子会で相談すれば「LINEの返信くるなら脈アリだよ」というかもしれません。
相手の気持ちを知る前に、ちょっと視点を変えて自分と向き合ってみましょう。
たまたま出会いがないから独身と思っている自称普通女子
こんにちは。恋愛・婚活コンサルタントの菊乃です。―
菊乃さんは、この書き出しの中にある「たまたま出会いがないから独身と思っている自称普通女子」について、実に鋭い的を射た指摘をなされているので、私も興味深く読んだ次第です。
菊乃さん自身自らをこう振り返っています。
―友だちと一緒に婚活パーティーに何度か参加したら、前に参加していた男性から挨拶されてしまったことも。
「いい男いないよね」「出会いがないよね」という、男のダメ出しをつまみにした女同士の反省会の方が盛り上がる始末。
あの頃の私に出会えるならば、鏡を見ろと言ってやりたいのです。
自分では「私たちは普通」と思っていたけれど、学生時代に思っていた「おねえさん」からは程遠い幼いおばさんなのですから。―
ここの表現で興味深いのは「おねえさん」と「幼いおばさん」との対比です。
なるほど、言い得て妙だな、と思うのは「幼いおばさん」というカテゴライズです。
男の目から見ても世の中ステキな「おねえさん」には、滅多にお目にかかれないのに「幼いおばさん」はやたらと目につくよなー、ということなのです。
つづく