日本に馴染む?地方メディアを通じた情報発信―社長は1歩下がってなんかいないで前のめりに進む時代― Ⅲ(おしまい)
先述のように、日本はまだアメリカンドリームに賭けられるようなビジネス環境にはない、といってもスピード感を持った営業そのものは必要な時代です。
何か有効な売り込み方法、広告宣伝方法はないものでしょうか。
私はその方法論について「経営者の情報発信によってそれを行なってはどうか?」と提案し続けてきました。
さらに、この場では少しその方法論を絞って考えてみたいと思います。
その方法というのは「地方メディアの有効利用」ということです。
一般向けの地域FMラジオや新聞の地方紙などに、広告宣伝として出すのではなくて、ゲストや記事として出演或いは出稿するというやり方です。
このルートのこの方法であれば、業界とかはあまり関係ありません。
あくまでも一般向けの一般的な出演であり出稿ですから、普通の番組であり普通の記事での紹介ということになります。
しかも地方の場合、出演や出稿に至るまでのハードルが、それほど高くないことも確認済みです。
もちろん一定の条件はありますが、クリアするのが難しいものではありません。
新規のビジネスチャンスに対して、それにトライすることや実現に至るまでが、欧米に比べてまだまだハードルが高いとされる日本社会です。
それでも、冒頭取り上げたアメリカ映画の世界ほど派手ではありませんが、やり方はいろいろあります。
先述の地方メディアを通じた情報発信などは、多少地味に見えても日本社会にはしっくり馴染むやり方ではないでしょうか。
新規事業についても「経営者の行なう情報発信」・・・どうか怠りなくしっかりと考えてみて下さい。
おしまい