我が社のポジティブかつ前向きなプレゼンテーターは社長―リスクを恐れていては何も実現しない―Ⅳ(おしまい)

さてここで、「情報発信」に話を戻しましょう。

冒頭取り上げたのは、SNSなどで「情報発信」するというのは、炎上或いは誹謗中傷といったリスクはないのか、という危惧のお話でした。

 

私は、これは0(ゼロ)とは言いませんが、それは限りなく起こりにくいだろう、と思っています。

なぜなら、経営者が行なう事業についての「情報発信」であれば、通常ポジティブかつ前向きなものであるべきで、わざわざネガティブな内容を発信する必要がないからです。

 

というより、ここにおいては、かなり踏み込んで意図的にポジティブで前向きな姿勢を常に見せるべきです。

そうでなければ、自社事業のプレゼンテーターとしての役割を果たせないからです。

 

それでも、世の中には変わった人間がいる可能性も捨てきれません。

そんな相手から、仮に誹謗中傷などがあったとしても、それはおそらく一過性のものとして収まると思います。

ポジティブで前向きな姿勢に対して、相手が攻撃を続ける理由がないからです。

 

私はこのように、「情報発信」に関するリスクについては、基本的にそれほど危惧する必要はないと考えています。

そんなことを心配するよりも、どんな風にポジティブに明るく楽しく我が社のこだわりやアピールポイントを伝えていくか、を考える方がよほど前向きで建設的である、と思います。

 

まだ起こってもいないことに余計な心配をする前に、すぐにでも我が事業に関するポジティブかつ前向きな「情報発信」を始めるべきだと思うのですが、いかがですか?

 

おしまい