バイアスのかかりやすい「情報」は世の中にいくらでもある―社長に不可欠な重要テーマ・・情報処理の判断基準―Ⅳ

 

 

「節税方法」の話に至っては、社長同士の挨拶のとき交わされる軽い「たわごと」くらいに思っていた方が、ちょうどいいと思います。

理由は、先述したようにプロセスをすっ飛ばした「結果」の話でしかないからです。

 

これは改めて申し上げますが、「節税」といううまい話は、この世にはありません。

「節税」はうまい話ではなく、普段税理士が関わって、ちゃんと会計処理していれば、当たり前の話、普通のことなのです。

 

それを飛び越えた「うまい節税」という話が持ち上がってくるとすれば、それはもはや「脱税」レベルの可能性がある、と考えた方が妥当です。

心ある社長であれば、絶対に乗るべきものではないのです。

 

「補助金」や「節税方法」というのは、今回たまたま出したサンプルです。

このほかにも、バイアスのかかりやすい「情報」というものは世の中にいくらでもあります。

 

それは投資の話であったり、経費節減の話であったり、顧客獲得の話であったりと様々です。

頭からすべてを疑ってかかる、というのもどうかとは思いますが、それでもやはり、大抵の「うまい話」というものには、常にどこか胡散臭さがともないます。

 

社長さんの間で交わされる「節税話」は、悪気はないのでしょうが、どうしても素人の聞きかじりの範囲を出ないものが多いのも事実です。

つまり、「責任」がともなっていないのです。

 

 

つづく