企業による継続的な情報発信にはやがて大きなリターンが―「情報発信」それは明確になってきた社長の次なる課題―Ⅲ(おしまい)

広告宣伝とSNSの性格を把握した上での巧みな使い分け。

こういったことを普通にこなしていくのが、現代的な経営といえるでしょう。

そういう意味では的を射ている今回の若手経営者。

 

とはいえ、彼の場合まだキャリアが浅いので、本物の優れた経営者になれるかどうかは、私の事務所で作った経営計画をもとに、しばらく二人三脚で進んでみなければ何とも言えません。

経営は、何といっても結果がついてこなければ、最終的に意味がないからです。

 

しかし、少なくとも今チャレンジしている方法論については今後もトライを続けるべきです。

結果がでるまで粘り強く継続できるか、という持続力もまた問われるからです。

 

こういった若い経営者の成功事例が次々と出てくれば、これまでの経営手法はかなりの勢いで変革を余儀なくされることでしょう。

それは旧いタイプの経営者達が思いもつかなかったような手法で次々と現れ、現役経営者達に選択を迫ってくるのではないでしょうか。

 

中でも、これまであまり行なわれなかった「企業による継続的な情報発信」という手法は、小規模な企業にも大きなチャンスが掴める可能性を示しています。

こういったことを努力して続けていれば、やがて大きなリターンとなって帰ってくることが確認されると思います。

 

これからの企業は、自らをメディア化していくくらいの勢いが必要になってくると考えられます。

おそらくそれは企業の標準装備として、取り組むのが当たり前の世界になっていくはずです。

 

 

おしまい