金のかかる広告宣伝と日々の努力が必要なSNSの情報発信方法を使い分ける―「情報発信」それは明確になってきた社長の次なる課題―Ⅱ
創業時には、名前を知ってもらうために、広告宣伝費を控えるものではない・・・・・
そういった指導者の教えを素直に実行していたためか、実際、会社設立から数年しか経っていないにもかかわらず、業績は倍々ゲームで増やしていたのです。
この社長の場合、
「とにかく社歴が浅いのでまだ誰も自分の会社の名前を知らない、だから人一倍広告には金をかけて認知度を高める。」
という点の考えについては徹底していました。
広告宣伝以外にも、情報発信を続けることは極めて大切なので、ブログは毎日書いているとのことでした。
実際、私のブログも読んでいるようで、私の事務所に接触してきたのも、そうやって事前にこちらの方針や考え方を知ったからだ、ということだったのです。
こういった経営者の登場を見ていると、新しい時代の到来を予感しないではいられません。
販売促進や情報発信に関する考え方が、これまでの古いタイプの経営者とはまるで違います。
先行投資としての広告宣伝費にかける予算の桁がまるで違うことにもそれは如実に表れています。
つまり、現代の経営において何が大事なのか、を的確に押さえているのです。
自らのビジネスについては、常に外に向かって相当の圧力でアピールし続けていないと、様々な情報が溢れている現代社会では、たちまち埋没してしまうことをよく理解しています。
そのために金のかかる広告宣伝と、お金はかからないけれど自らの日々の努力が必要なSNSを通じての情報発信を巧みに使い分けているのです。
つづく