ストーリーを顕在化させるために比較してみる―顧客を魅了する会社の物語を考える―Ⅰ

 

私はこれまで、経営者の行なう「情報発信」の中に、その企業のストーリーを組み込むことができれば、自社の販売促進戦略として極めて効果的ですよ、と度々述べてきました。

さてここで、この「ストーリー」というものを改めて考えてみたいと思います。

 

というのは、おそらく経営者の中から

「そうは言われても、ストーリーってどうやって切り出して、どうやって伝えればいいんだよ。」

という声が聞こえてきそうだからです。

 

今回、この課題について、ただ頭から解説するのではなく、幾つかに区切って考えてみたいと思います。

これを、より顕在化させ、わかりやすいものにするために、他の一見ストーリーと似たように見える項目との比較において説明したいと思っています。

 

その比較検討する項目は以下の4項目です。

・社史

・広告宣伝

・スペックや商品パンフレット

・経営計画

 

それぞれ共通するところもあれば、その共通項があるゆえに、似たようなもの、と誤解されているところもある項目です。

ストーリーといえば、確かにどこか曖昧な印象もあるだけにこれらの項目との比較によって、より明確化されるよう、説明を加えたいと思います。

 

つづく