他者頼みでいるうちはビジネスチャンスを逃してしまう―時代が変わったことに気がつこうよ―Ⅳ

諦めてしまったり、他者頼みでいるうちは、以前に比べて「入込客数を増やす」という環境が整ったにもかかわらず、むざむざとビジネスチャンスを逃すことになってしまいます。

 

しかしながら、統計を取ったわけではありませんが、案外多いのは

①の、できないものは仕方がない。(別にそれでいい。)

ではないかと思うのです。

 

「今さら苦労してまで新しいことにチャレンジする気はない。それくらいだったらこのままでいい。」

という空気は、地方において結構感じることが多いのです。

 

同じような文脈で

②の、残念だとは思うが、手続きやその場での処理に自信がないから諦める

というマインドも結構散見されます。

 

なんといいますか、地方で商売をされている方は、私から見ていてあまりタフではないのです。

井の中の蛙、と申しますか、随分売り手本位の恵まれた時代が長かったんだろうな、と思わされます。

一歩踏み込んで、これまでの停滞した状況を打破しようという気概に欠けるように見えます。

 

この「諦める」という状況も問題ではありますが、売れないことへの苛立ちが思わぬ方向へ向かうこともあります。

 

それが⑤の、そもそも現金を持ってこない方がおかしい。向こうがこっちに合わせればいい・・・といったマインドに現れるのです。

 

「そんな馬鹿な!」と、思われる方も多いでしょうが、私は意外にこの感覚に近いマインドの方に何人もお会いしたことがあります。

これも長い間、商売というものが恵まれた状況にあったからだと思います。

 

 

つづく