多くの社長が所属する「団体=会」―昔とは変化してきた経営者が注力すべきポイント―Ⅰ
経営者を取り巻く環境の中には、多くの「団体=会」が存在していて、そこではいわゆる「会務」というものが行なわれています。
世の中には実にいろいろな「団体=会」があり、そのいずれにも全く所属していない経営者というのは珍しいのではないでしょうか。
「団体=会」の中には、そこそこ公的なものから極めて私的なものまで含めて、実に様々な形態があります。
大きなものでは商工会議所、商工会、法人会といった団体があり、資格者には医師会、歯科医師会、弁護士会、税理士会、公認会計士協会、司法書士会・・・など、多くの業界団体があります。
資格業の場合、強制的に加入しなければならないものから大半の資格者が所属しているものがあり、その「会務」の担当なども持ち回りで巡ってきます。
その他、中小企業家同友会、倫理法人会といった経営者を中心とした集まりや、ロータリークラブ、ライオンズクラブといった理念、目的を共有する団体などもあります。
こういった「団体=会」にはそれぞれの目的や役割といったものがあり、会員はそれを共有することで、会員同士の一体感や何かしらの目的意識を持つことになるのです。
また、こういった団体の中には入会条件を厳しく制限しているものもあり、所属することそのものが、地域におけるステータスといった時代もあったようです。
つづく