選び抜いたコンテンツを更に深く考察し直す―経営者の言葉が持つ力とその使い方について考える―Ⅲ

さて、「弁が立つ」というのは、そのとき臨機応変にその場に相応しい話題や挨拶など言葉を操るのが得ということを指します。

そういう人は、会合やセレモニーにおける始まりや締めの際の形式的な挨拶の文言についても普段から精通しています。

従って、その場その場に適した言葉を、滞ることなく口から発することができるでしょう。

 

一方私が唱える「経営者の情報発信」は、ある意味その真逆にあるといってもいいかも知れません。

それはその場その場に応じた言葉を、自在に操るといったものではないからです。

 

むしろそれとは逆に、じっくりと自身の事業と共に積み重ねてきた際月の流れを見つめ直す作業になります。

そこで、選び抜いたコンテンツを更に深く考察し直すのです。

そのために、その中身は、かなり吟味されたものでなければならないことになります。

 

また、こちらは専門家ですので、そうやって吟味した内容も、マニアックに走り過ぎる可能性が出てきます。

これを媒体に乗せ、素人である一般の人々に伝える際には、わかりやすい言葉に置き換える、といったひと手間をかける必要があるかも知れません。

 

これらすべてに配慮しつつ言葉を選び、文章化していく訳ですから、私がお勧めする「経営者の情報発信」が、ハードルがある程度高くなるのは仕方のないことなのです。

 

 

つづく