「弁が立つ」というのは・・・―経営者の言葉が持つ力とその使い方について考える―Ⅰ

 

普段、私たちが交わす会話の中で、しばしば「あの人は弁が立つから・・・」という言葉が使われます。

弁が立つ・・・人前でそつなく話をすることが上手で、聞いている人を惹きつける話題やしゃべり方が巧みな人によく使われる形容詞です。

 

まあこれはどちらかといえば、ちょっと古臭い表現になるでしょう。

中年以上の男性社会独特の言葉であって、主婦の間や学生の会話で使われることはまずありませんが・・・

 

さて、経営者ともなれば当然人前で話す機会も多くなり、いわゆる弁が立つか否かは、自分にとって結構重要な課題にもなります。

またこれは経営者のみならず、政治、行政、教育などのしかるべきポジションの人間においても大事な資質と考えられます。

 

立て板に水を流すがごとく弁が立つ、とまでいかなくとも、その場に相応しい言葉を選び、論理明快な話を組み立てることが要求されます。

人前できちんとした話ができるというのは、そのポジションに応じて必要な資質であることは間違いありません。

 

さて一方で、私がお勧めする「経営者の情報発信」はどうでしょうか。

経営者の情報発信が何故大切なのか、という点についてわたしは一貫して次のように述べてきました。

 

― 自社の事業内容やこだわりの思い、守ってきた伝統や信条、哲学、目指している理想像などを、発信可能なコンテンツとして抽出してまとめあげ、経営者自身がそれを様々な媒体・・地方メディアやSNSなどを通じて情報発信すれば、それは強力な販売促進戦略として業績アップに貢献します。―

 

つまり、ここにおいても極めて重要なファクターは「言葉」ということになります。

 

 

つづく