リーズナブルに広告宣伝を打てる時代―「接待交際費」と「広告宣伝費」を考える―Ⅲ(おしまい)

せっかく、広告宣伝費の代わりに認められた「接待交際費」。

なにか有効に使う手段はないものでしょうか・・・

 

まあ、「接待交際費」を有効利用したいという気持ちはわかります。

しかし、ここは無理に「接待交際費」の使い方を考えるよりも、今まで手が出なかった「広告宣伝費」の分野に乗り出すべきでは、と私は考えています。

 

ただそうはいっても、中小企業が多少の「接待交際費」に使う更に二桁くらい上の費用を大企業は投入しています。(中小企業の「接待交際費」がン十万、ン百万だとすれば、大企業の「広告宣伝費」はン千万、ン億円になります。)

やはり同じような土俵で戦うことには無理があるといっていいでしょう。

広告宣伝の分野で勝負するといっても中小企業には多少の工夫が必要です。

 

そこで考えるべきは、これまでこのブログでも述べてきましたように、やはり、「SNSや地方メディアの活用」といった新しい切り口なのです。

これらの媒体は、やり方次第でこれまでの何分の一かの費用で効果的な広告宣伝を打つことが可能となります。

必ずしも全国規模のメディアを媒体として必要としない中小企業にとって、むしろ効率のいい広告宣伝方法かも知れません。

 

これまで、中小企業の特権的経費として認められてきた「接待交際費」。

今その枠は以前より多くなっていますので、大いに有効利用したいところです。

しかし、もしその効果が限定的であるならば、やはりここは効率的な広告宣伝法を考えて、営業に繋げていきたいものです。

 

それには、いつも申し上げているように、直接的な商材の広告宣伝だけでなく、自社のストーリーを含めた経営自身による情報発信も同列に考えてはどうかとご提案したいのです。

これはむしろ、大企業には難しい方法論ですので、うまく型を作れればかなり有効な宣伝効果を狙うことが可能なのです。

 

 

おしまい