あの日のこと―突然の電話に驚いた日―
7年前の3月11日。
その日は一日、私は商工会の一室に籠もって確定申告書のチェックをしていました。
その日のブログがありますので、そのまま転載します。
「未曾有の災禍と安全の確認」
商工会の会議室で確定申告書のチェックをしていたら、午後4時くらいに突然携帯のベルが鳴った。
次女からの電話だった。
次女:「お父さん、私は大丈夫だからね。」
私:「えっ、何のこと?」
次女:「知らなかったの。すごい地震があったんだよ。」
私は籠もって仕事をしていたので何も知らなかった。
私:「で、そこは大丈夫だったのか?」
次女はデパートで働いている。
次女:「うん、大丈夫だった。お姉ちゃんとも1回連絡が取れた。岳とまだ連絡が取れないんだ。」
弟(長男)と携帯がつながらないらしい。
私:「そうか。お父さんも連絡してみるよ。お前も気をつけてな。」
次女:「うん。じゃあね。」
息子とは連絡が取れなかったが、その後ツィッターで無事なことが確認できた。
夜、家に帰ると東北地方を中心に日本が広い範囲で災禍に見舞われていることが分かってきた。
全容が明らかになるにつれて被害は更に大きなものになっていくだろう。
原子力発電所近辺を含めて目を離せない。
その日のブログは以上です。
夜、家に帰ってから入ってくる映像やニュースは、かつて見たこともないような激烈なものでした。
東京にいる子供たちの安否は一応確認したものの、どうも原発の様子がまずいらしい、というニュースは刻一刻、悪い方向の情報となって流れてきます。
その後、学生だった長男を一時帰省させたりと随分バタバタしましたが、遠い鹿児島の地だったために、しばらく経つと少し落ち着いてきました。
被災者の皆さんが助け合う姿に、東北の人々の民度の高さに驚かされたことも思い出します。
まだまだ、復興半ばとは思いますが、これからも日本人として応援して行きたいと思います。