専門職と広告宣伝について考える―何故知らせる必要性があるのか― Ⅱ
私が「へー医者の世界も意識がまるで遅れてる・・・」の「・・も」と驚いたのには訳があります。
以前は、広告の規制は税理士の世界でも当たり前だったからです。
近年になってだいぶ緩和されたようですが、我々税理士の世界も広告にはいろいろな規制がありました。
今でも0ではないようです。(細かいことは知りませんが・・)
昔は他の士業も含めて、そういった規制があって当たり前だったのかも知れません。
だいぶ前から弁護士や司法書士の世界では「過払い金返還請求」が一つの引き金となって、マスメディアを媒体に、かなり派手な広告宣伝が行なわれています。
しかし、以前はおそらく彼らの世界にも一定の広告規制はあったのではないかと思います。
逆に今、そこが解禁になってややメチャクチャな様相を呈していますが・・・
さて、我々税理士の世界で広告規制が行われていたのは何故でしょうか。
ここからは私見です。業界や他の人がそのように発表している訳ではありませんのでご了承ください。
私が思うに、おそらく
「税理士というのは国家資格で規定された職業である。
したがって、その業務内容はあらかじめ決まったものであり、動かせないものなのだから宣伝などする必要がない。」
と、こちら側が勝手に決めつけていたのではないでしょうか。
つづく