自らの企業資産をどのような手段でアピールするか―表現方法には「静」と「動」がある― Ⅰ
私はこれまで、自らの持つ有形無形の企業資産について、それをコンテンツとして整理分析し、「言葉」で表現できないものか、と提案してきました。
そして、そのコンテンツを様々な形で情報発信すれば、それがそのまま有効な販売促進策になりますよ、とお勧めしてきています。
その方法については、自主発信が可能なSNSなどのデジタル媒体を駆使しつつ、地方紙へのコラム出稿、地域FM局への出演などアナログ媒体を絡ませていくというやり方を提案しています。
これが実現できれば、それこそ唯一無二の存在感を世間に印象付け、有意な自己演出とすることも不可能ではありませんよ、と申し上げてきたのです。
「自己演出」という言葉は、作為的な響きが強すぎて、日本人にはあまりいい表現には聞こえないかも知れません。
しかしこの試みは、正当な内容のものを正当な情報発信方法に基づいて行なうのですから、何ら臆することなく積極的に取り組んでいけばいいと考えています。
マスメディアへの出稿や出演なども、先方の事前審査を通過しているので、発信する情報に対してのチェック機能もちゃんと働いていることになります。
とはいっても、自社を外に向かってアピールする方法や手段は、上記のような媒体だけではありません。
もっと基本的な媒体・・・というよりツールがあるのです。
ひとつはペーパーツールとしての会社案内や商品パンフレットです。
これらのいわゆる「紙もの」は、基本的かつ昔からあるツールです。
これらのラインアップがきちんと揃えられており、かつ的確で充分なレベルになっているでしょうか。
会社案内や商品パンフレット、価格表など、必要な種類が準備されているでしょうか。
また、そのデザイン、コピーライト、わかりやすさ、手軽さ(或いは重厚感)などがしっかりと考えられたものになっているでしょうか。
つづく